LUXMAN L-580 生まれ変わる

  • 2012/12/28(金) 15:06:06

あ、タイトルだけで言いたい事を言い切ってしまった気がする。

先日修理に出したLUXMAN L-580が帰ってきた。年末混んでいるかもしれず、年内に戻ってこない事も覚悟していたけど、なんとか間に合わせてくれたようで、それだけでも嬉しい。

故障・不調箇所は複数あって、せっかくの機会だから出来るだけ延命させようと、メンテナンスキャンペーンの基本作業と追加作業まで全部やってもらった。金額的には相当かかってしまったのだけど…。

綺麗に梱包されて戻ってきたL-580を慎重に梱包から出して元の場所へ設置、もちろん電源ケーブルの位相チェッカーもキチンと確認しなきゃね。いそいそと手早くコード類を接続してスイッチオン。入力をCDにしてソースダイレクトを選び、ボリュームを上げDP-07のスタートボタンを押す。


うわぁ…


一聴してこれまでの音と違うのがわかる。何?この音の鮮やかさ!そして定位の良さ…。スピーカーを完全に制御して音の空間を大きく広げていく。

もしかするとL-580を手に入れたばかりの頃には、すでにあるべき性能はある程度失われていたのかもしれない。そして、そのまま劣化が進んでしまっていたのかも。近年は聴いていて「おや?」と思う事が少なくなかったのも確か。気にはなっていたけれど、アンプのせいかどうかも突き詰めずに放置していたのだ。

ダメになったアンプトランジスタ・コンデンサ・スイッチ類を根こそぎ交換、ボリューム分解清掃、ハンダ修正…数々のメンテナンスメニューでしっかり復活したL-580の音には、一点の曇りも無い。心地良い風のような音の波が身体を取り巻いて去っていく感じ。これは間違いなく手に入れた時よりも能力が上がっているはず。

久しぶりに「ずっと聴いていたい」と思った。年末年始は音楽三昧だなぁ。



   


LUXMAN L-580を修理に出す

  • 2012/12/08(土) 18:40:53

LUXMAN L-580特に調子が悪かったわけじゃないけど、年数が経っているからそろそろオーバーホールに出そうと思いつつズルズルと3年くらい経ってしまった今日、突然それがやってきてしまった。

いつものように聴いていたら、まず左側のスピーカーから音が出なくなった。「あれ?」と思ってスピーカー端子の接続やボリューム・セレクターの切り替えをしていたら、右側のスピーカーからの音も出なくなってしまった。


何だろう?リレーかな?


ライン入出力は正常に動いているようなので、スピーカーへの出力だけがおかしいようだ。こうなっては仕方がない、下手に手を出してはいけないのです。ちょうど良い機会だと思って修理に出すことに決定。そうとわかっていたら夏場に実施されていたメンテナンスキャンペーン期間に出すべきだったかな。

久しぶりに動かしたら、さすがに重いよこのアンプ。箱に詰めて送り出すまでに腰がおかしくなりそう。無事に修理されて戻ってきて、また美麗な音を聴かせてくれることを願うのみ。

聴けなくなると、いつもより聴きたくなるんだよなぁ。人間ってそんなもの?(笑)



   


SENNHEISER MX580

  • 2011/02/26(土) 20:31:58

通勤時に使っていたヘッドフォンSENNHEISER MX550がヘタってしまい、MX550のちょっと前に買っていたMX450を持ち出してきてここ2年くらい使っていたら、やっぱりヘタってきた。耳に付けるとこのあたりから、プラスチックが外れかかったような「パキャパキャ」っていうような音がする。これはMX500もMX550もそうだったから、このシリーズの「そろそろ替えどき」サインなんだろうか。

というわけで、またしてもSENNHEISERを買う。MX550は廃番で調べてみたら新しい機種が色々出ているけど、あんまり高いのはパス。電車とかのノイズが多い環境で使うヘッドフォンに、出来れば5千円以上は出したくない。でも、出来るだけ良い音質で聴きたい、

他のメーカーも入れれば選択肢はいっぱいあるのだろうけど、悩まずSENNHEISER。ボリューム付きで、普通の(カナル型じゃない)タイプで…となるとMX580/581だよね。581は左右で色が違うのだけど、シンプルにMX580にした。

なんか付属品が増えてる。まず、イヤーパッドが3種類。全体に被せる昔ながらのスポンジタイプと、ドーナツ型のゴムリングと、ドーナツ型の周りに花びらみたいな、耳との密着を助けるヒレが付いたゴムリング。周りのノイズと音漏れを極力遮断したいならヒレ付きのリングが良いけど、装着が少ししづらいかな。でもしばらくこれを使ってみよう。

あとの付属品は、コードを洋服やカバンなどに留めておくクリップと、小さいポーチ。MX550などに付いていた丸い収納ケースは無くなってる。あれ、実際使わないからなぁ…。

音質はというと、低音の量感が増した感じがする。でもこれは密着度とも関係が深いから、そのせいかもしれない。それより、分解度というか細かい表現力が上がっているという感じがした。スーっと消えていく余韻のあたりも心地良い。

ほぼ毎日使うヘッドフォン、また数年付き合えるだろうか。



   


ゆるやかに始動

  • 2009/01/17(土) 19:36:56

少しずつ、ホントに少しずつですが、落ち着いて音楽を聴く時間が取れるようになってきました。流しておくだけなら今までも出来たけど、あまりじっくりと聴く事が出来ない状態が続いていたもので…。

ハードディスクやSDカードなどのメモリに音楽が記録出来て、どんどん持ち歩けるようになって携帯などでもいつでも聴ける、そんなのが当たり前になった現在ですが、じっくり聴く時間にはそれほど恵まれていません。むしろ、少なくなっていませんかね?

心地よい音で好きな音楽を聴く…、そういう時間を失いたくないものです。




   


オスカー・ピーターソン「カナダ組曲」

  • 2009/01/12(月) 17:28:19

久しぶりにオーディオ系の話。

手狭な今までの部屋に変わって、少しだけ広いオーディオルームを手に入れました。機材は変更無いけれど、部屋が変わった関係で、鳴らし方の方も色々考える事があります。ともかく、これまで以上に鳴らせる環境になったのは事実。こうなると手持ちのCDやLPなんかを手当たり次第に聴きたくなりますよね。そんな毎日を過ごしてました。

そういった時期も過ぎて、そろそろ新しい刺激が欲しくなってきた頃、新年割引セールをやっている中古レコード屋さんがあったので、ちょっと冷やかしに行ってきました。CDの棚はそれなりに並んでるんですが、LPの方はちょっと寂しい感じ。それでもザッと一通り見てきました。

割引セールはいいんですが、中古LPってそれなりのものは結構高いんですよね。人気とか盤の状態も関係あるんでしょうけど。思い入れの強い盤ならともかく、「あってもいいかな」くらいの軽いノリで値段を見たら3,000円とか、あり得ない・・・。

そんな中で目に留まったのがオスカー・ピーターソンの「カナダ組曲」。ジャズはほとんど知らないので、これがどんな曲なのか知らずに演奏家買い(笑)

1964年の録音ということで、音質はそれなりな感じで始まります。ベースの音とか拾いきれてないし(笑)。あ〜、癒される感じだなぁ。BGMに流しておくにはちょうどいいね。お茶飲みながら聴きたい…。

盤をひっくり返してしばらく浸っていたら、急にアップテンポの曲「MARCH PAST」が始まった。可愛らしいピアノの高音と、ス〜っと上の方に消えていく金属音。この金属音を出す楽器が何なのかわからないけれど、ものすごく気持ちいい。そして続く、リズムに乗った楽しそうな演奏。「音質」とか「ノイズ」とか言い出したら違うんだけど、スピーカーの向こうに居る演奏者たちの、スピードある演奏が「まさにそこにある」という感覚。

久しぶりに楽しく録音を聴いた気がするなぁ。



   


オッテンザマーのクラリネット

  • 2006/06/05(月) 21:05:08

エルンスト・オッテンザマー、ウィーン・フィルを代表するクラリネット奏者の一人です。個人的には、現在ウィーン・フィルに在籍する中では最も好きな奏者。

あまり録音の数は多くないのだけど、最近は演奏活動だけでなく録音にも積極的になりつつあるように見える。つい先日出たばかりのディスクを手に入れたので聴いてみた。

曲目としては、定番中の定番のブラームス作曲「ピアノとクラリネットのためのソナタ」が1番・2番ともに入っていて、これを目当ての人も多いだろうと思う。ボクが聴いて「目が点」になったのが、ストラヴィンスキーの「3つの小品」。そう、先日シュテフェンスのアルバムの事を書いた時に入っていた曲。

こんな曲だっけ?

素直な第一印象が、これ。あまりにも柔らかい音で奏でられるために、全くといっていいほど印象が違う。ブラームスには違和感が無くてスッと耳に入ってくるんだけど、さすがにストラヴィンスキーは凄いです。参りました。



   


安定期?

  • 2006/06/02(金) 11:44:19

最近、オーディオの方はすっかり落ち着いてしまっている。本来の目的の「音楽を聴くこと」はほぼ毎日絶えることはないのだけど、機器について「あれをどうしよう、こうしよう」といった事が無いのです。

幸福なことなのだと思うことにしてますが…。悩んでいる時がそれはそれで楽しかったりするのも、また事実(笑)



   


シュテフェンスのクラリネット

  • 2006/05/28(日) 11:51:28

カール=ハインツ・シュテフェンス、元はバイエルン放送響の首席クラリネット奏者であり、数年前からベルリンフィルのソロクラリネット奏者。

ボクの記憶に一番残っているのは、バイエルン放送響時代にマゼールの指揮で演奏されたウェーバーのコンチェルト第1番。ドイツのクラリネットらしい、甘くそして影のある音色で奏でられた、それはそれは素晴らしい演奏だった。

そのシュテフェンスの録音はスイスのTUDORから何枚かリリースされている。たまたまボクが店頭で見つけて驚いたのが、ここで紹介する「Blue Rondo」だ。ざっと曲目をみて欲しい。

1. Blue Rondo A La Turk / Dave Brubeck
2. Premiere Rhapsodie / Claude Debussy
3. Waltz For Debby / Bill Evance
4〜6. Sonatine pour Clarinette et Piano / Arthur Honegger
7. Minha Saudade / Joao Donato・Joao Gilberto
8〜10. 3 Pieces for Solo Clarinet / Igor Stravinsky
11. Yardbird Ste / Charlie Parker
12〜14. Sonate pour Clarinette et Piano / Francis Poulenc
15. A Child Is Born / Thed Jones

のっけからこのディスクのタイトルとなっているジャズナンバー。「これが本当にあのシュテフェンス本人の音だろうか?」というジャズクラリネットの音。そこには彼がオーケストラで聴かせているような音は全く無く、でも物凄く聴き心地の良い、上品なジャズクラリネットの音色が現れる。

その後はフランス物を中心としたクラシック作品とジャズが交互に入れ替わる構成になっている。クラシックの作品においては、当然ながら(?)いつものシュテフェンスの音になっている。ドビュッシーの第一狂詩曲をはじめ、ドイツクラリネットではあまり聴くことのない作品ばかりが並んでいて、非常に面白い。他にこのあたりの曲目をディスクで聴くことが出来るドイツ系奏者といったら、カール・ライスターくらいじゃないだろうか。

フランス物ということもあるのだろう、ドイツ系奏者には珍しく、柔らかくビブラートをかけているところもある(一般的にドイツ系クラリネットではほとんどビブラートをかける場面を見かけない)。

ドイツ系奏者があまり得意としないフランス物だけでなく、クラシックを飛び出してジャズまで見事に吹ききってみせる…。ジャンルなど関係なく、クラリネットという楽器を自在に操ることが出来る、シュテフェンスの魅力と可能性を十分にアピールした一枚と言って良いのではないだろうか。



   


フランセ「クラリネット協奏曲」

  • 2006/05/14(日) 00:04:37

このディスクに一緒に入っている、コープランドやニールセンのクラリネット協奏曲の方が数倍有名だろうけど。そこを敢えてフランセの曲にスポットを当てて紹介。

まずは演奏者から。クラリネットはフィリップ・キュペール、ブルターニュ・オーケストラが伴奏に入っている。フランセのコンチェルトのみ指揮はフランセ。そう、自作自演です。曲自体はコミカルな所有り物悲しい所有りで、メロディもわかりやすく、比較的聴き易いのでは。

聴き易さとは裏腹に、演奏家にとっては相当難易度の高い曲と思われます。キュペールは何事も無いかのように吹いてしまってますが、こういうのを名人芸と言わずして何と言うのでしょう。ボクはこの曲の録音をモーリス・ギャベイの演奏で聴いた事がありますが、キュペールに比べるとかなり辛そうでした。オーケストラとの掛け合いもバッチリ。さすがに作曲者自身が指揮しているだけある(?)

一曲目に入っているコープランドがベニー・グッドマンのために書いた協奏曲も、期待を裏切らず美しいです。手に入りにくいけれども、ぜひ手に入れて欲しい一枚。



   


プーランク「スターバト・マーテル」

  • 2006/05/08(月) 00:06:52

13世紀に生まれたカトリック教会の聖歌の一つ。その詩にプーランクが曲を付けたもの。のっけから非常に透明感のある響きが部屋中を満たしてくれる。映画音楽のように感じられる箇所もあるけれど、けっして表面的な音楽にはなっていない。初めてこのディスクを聴いた後、まるでひとつの物語を読み終えた後のような心地良さをおぼえた。



このCD、じつは3枚組になっているものを買っている。3枚組は見当たらなかったので、それぞれ紹介しておこう。他の2枚も作曲家違いの「スターバト・マーテル」。ボッケリーニのものと、ペルゴレージのものだ。他にもヴィヴァルディ、ロッシーニ、ドボルザーク…他にも多数の作曲家が曲を付けている。それぞれ聴き比べてみてはいかが?

 



   



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